ホッピー

麦芽を発酵させた炭酸飲料「ホッピー」はその昔ビールがまだ高級品とされていた時代に代用品として愛飲されていたノンアルコールビアテイスト飲料(正確には0.8%)。癖のない甲類焼酎をホッピーで割って呑むのがオーソドックスなスタイルでした。ビールが一般に普及するにつれて次第に姿を消してしまいましたが、近年人気が高まりを見せ、すでに定着しつつあります。

人気の秘密の一端として、焼酎とホッピーを自分で割るのが一般的なのでアルコールの濃度を好みに調整できる点があります。ホッピーを置いているお店なら大抵は、ホッピーと焼酎のセットだけではなく、追加の焼酎(ナカと呼びます)、追加のホッピー(ソトと呼びます)が注文できるようになっています。そのため、濃度の調整は自由自在! お酒が弱い人にも親しみやすいんです。さらに低カロリー、低糖質、プリン体ゼロ。健康志向の方にもとっつきやすいのは大きなメリットです。ホッピー単体で飲んでももちろんおいしく飲めます。

さらに言えば、ベースとなるお酒も自由自在にチョイスできることも人気の理由と言えるでしょう。お酒のバラエティの少なかった昔と違い、多様なお酒が気軽に楽しめる現代では甲類焼酎ではなくリキュールやワインなどで割ってカクテルのように楽しむ方が増えているのだとか。今やホッピー専門店を掲げる店があるほどの人気。あくまで筆者の個人的嗜好に過ぎませんが、甲類焼酎ではなく、香り高い芋焼酎やむぎ焼酎がお気に入り(焼酎好きの方からは怒られるかも)。

東京都調布市に工場があり、現在のところ、すべてのホッピーがここで製造されています。ピンク色の派手な配送トラックは「ホピトラ」と呼ばれ、遭遇すると幸運が訪れるなんて話もあるそうです。

ちなみにホッピーにはノーマルの白と香ばしい黒の2種のフレーバーがあるのですが、実はそれ以外にホッピー誕生55周年記念のプレミアムなホッピー55ホッピー(通称赤ホッピー)もあるのだとか。こちらはなかなか置いている店の少ないレアな一本。見かけたら試してみる価値ありです!